写真のマンガはご存じ岡崎京子の「ヘルタースケルター」と「pink」です。
「ヘルタースケルター」の方は沢尻エリカ主演で映画化され、現在公開されていますね。
観た人の感想を聞くとなかなかよくできているようです。
ただ、私的にはりりこ役が沢尻エリカってがちょっと引っかかる。
いや、エリカ嬢のアンチだからってんじゃないんです。
確かに彼女の私生活(と言ってもワイドショー的な事しか知りませんけど)や彼女個人としてのいろんなコメントは“くだらん”と思ってしまうのですが、映画に出ている彼女はかなり好き。
「パッチギ」「間宮兄弟」しか見て無いけど、いい女優さんだな~。と思ってみてましたので、例の「べつに」発言当時、彼女があの女優さんだと結びつきませんでした。
今でも、なにかというとスキャンダルばかりが前面に出て「もったいないな・・・」と思います。
じゃあ、なんで今回彼女の映画出演がひっかかるのか。
一言でいえば、彼女の「美しさ」です。
確かにりりこは超売れっ子のスーパーモデルなわけですから美しい女優さんが演じるのは当たり前なんですが、りりこの魅力というかこの漫画の魅力って「大衆の生贄として消費される綺麗に包装されたぶっ壊れた世界」だと思うんですよ。
そして生贄にされ、ぶっ壊れながらもタフに運命に逆らおうとするりりこの姿。
その点彼女はあらゆる意味できれいすぎる。
りりこのタフさが出るのかな・・・・。
ま、見ないで文句言うのもなんなんですけど。
さて、もう一方の「pink」ですが、これは20数年以上前に読んだお気に入りの作品です。いやヘルタースケルターも大好きな作品ですが。
当時(22歳位)の自分の心境にとてもぴったりして、何度も何度も読み返しました。
最初に読んでから20数年の間、いろいろな事を経験して、何度かのお引越しもしたけれど全部に付き合ってくれた大切な本の一つです。
映画公開に関連して書店にたくさん岡崎京子の作品が並べられていますので良かったら読んでみてくださいネ。
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